経済・政治・国際

2009年4月10日 (金)

人件費と人権

少子高齢化問題。幼稚園・保育所不足。保母さん不足。

周産期医療問題。産婦人科不足。産婦人科医の不足。

今日はよく分からない問題なんで私自身とは完全に畑違いのことなんですが

凄く疑問に思ったんで、もしお分かりの方いましたら教えて下さいませ。

上の保母さん不足。保母さんって言うか保育士をなかなか保育所が増やしてくれないと言う話を聞きます。結局1人の保育士さんが責任を持って見ないといけない子供の人数が増えてしまいます。もし何かがあった時にはいったい誰が責任を取るのか?

そして産婦人科医の不足。これは産婦人科だけに限った話ではないようで、近くの比較的大きい病院も例えば今まで週に3回診察日があった皮膚科がつき1回に変わるとのこと。これで間に合うのかどうか私は素人なんで分からないですが、これだけ聞くとかなり不安です。それにおちおち事故も出来ません。昔なら救急車で運んでもらえたら「助かった!」っと思っていたのが受け入れてくれる病院があるのかどうか?

この二つの問題に関してなんとなく見え隠れしているのが人件費削減に寄る利益の追求ではないでしょうか?たいていの病院や幼稚園は何かのグループ企業に属している事が多いらしく(又聞き)上からつつかれるとのこと。。ほんと畑違いなんでとんちんかんな事を書いているかもしれませんが、結局人は自分の物さしでしか計れないもんです。

私のように仕入れた物に利益を乗せて販売しその利益から人件費やその他経費を引いて利益を生んでいる個人商店では、人件費の削減が決して最良のやり方ではないと気づいています。

そこで今日本全体が抱えている経済構造自体にも問題があるのかもと思いました。うちの入っているフランチャイズグループでもやたら前年比にこだわります。勿論少しでもよくなりたいとみんな願っているわけですから、全て否定しているのではないのですが、この前年比に縛られると正しいものが見えてこない様に思えてなりません。

利潤を追求するだけでは成り立たない業種もあるのにそれも一緒くたに考えているのではないでしょうか?本当に現場で働いている人たちは凄く頑張っていると思います。そうでないと人の命に関わる事が多すぎるからでしょう。私は看護士も医師も保育士もやったことがないので人からの又聞きでの推測ですが、それでも何か疑問を感じてしまいます。

その利潤追求では成り立たない部分を国が保護すると言う基本的なスタイルをもう一度見直さないとダメなんじゃないかと思う今日この頃です。

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