震災から１１年

今日で阪神淡路大震災から１１年になる、あの頃はどうしていたのだろうとうちの奥さんや従業員と話をしていた。神戸だけでなく全国の人が何か記憶するところはあると思う。私の所はそこそこ揺れたにもかかわらず、大きな被害はなく半壊で済んだが須磨や長田の方の友達はかなり大変な目にあったようで、私の住んでいる所から長田の方に西から入ろうとするとどうしても国道２号線か旧神明（県道）を通らないと行けず、地すべりやガス漏れなどで通行止めになってからは行き来が出来なくなっていた。それでも何箇所か抜け道を通り須磨や長田の友達の所に少しおにぎりや飲物を持って行ったことを思い出します。私の所もガスなどのライフラインは復旧しておらず、明石の親戚の家に夜仕事が終わってからお邪魔しに行ったりで、人の温かみを知ることが出来ました。１１年前はまだ前の仕事だったので昼間働いて夜寝ていましたが、もし今同じことが起こったら私に何が出来るだろうって考えてしまいます。震災後よくタクシーの運転手の人達が「あんな大きい橋を作るから地震が起きたんや！」って明石大橋のことを言っていましたが、実際はどうなんでしょう？TVでもそんなことは言っていなかったと思いますが、あの頃はその話を聞いて「なるほど」って思ったものです。実際震災の起きる前に何か大きく変わった事と言えば明石大橋しか思いつかなかったので、なんとなく真実みを帯びている様な話です。

あと１ヶ月で神戸空港が開港しますが、安全に何事もなく過ぎて行って欲しいものです。神戸空港の進入ルートは西から来ても東から来ても明石大橋の上を通ります。出発の時も同じで往復大橋の上を通ります。伊丹空港と関空飛行ルートとかぶらない様にこういうルートになったそうですが、素人目に凄く不安が残ります。空港が出来て便利になるかどうかは分かりませんが、事故や騒音問題・・・何か説明不足を感じている人は少なくないと思います。飛行機は好きなので大阪に行って近くを飛行機が飛んでいくとわくわくします。神戸でも同じようにわくわくしたいので、もう少し説明が欲しかったなと今更思うのです。